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検査名
腎機能を見る検査
カテゴリ
血液検査
概要
腎臓は血液をろ過し、身体の老廃物を尿として排泄する臓器です。また、ナトリウム・カリウムなどのイオン・バランスを保つ上でも重要な臓器です。
腎機能が低下するとは2つの意味があります。一つは腎臓の血液ろ過量自体が減少し、尿をつくる能力が低下してしまうもの。もう一つはミネラルや栄養分など、必要な物質を尿の中に漏らしてしまうという、きちんとした尿がつくれなくなるもの。
一般に腎機能が低下したと言った場合には前者のことを指します。つまり、腎臓の血液ろ過量が低下してしまった状態です。
尿素窒素 BUN
基準値:8-20(mg/dl)
クレアチニン Creat
基準値:0.5-1.2(mg/dl)
これらは、腎臓がどれくらいの血液をろ過しているかを評価するのに重要な数値です。いずれも体内で発生し、尿中に排泄されるものです。腎臓の血液ろ過量に反比例して増減します。つまり、腎機能が落ちればこれらの数値は上昇し、腎機能が良ければ(回復すれば)低下します。
BUNは分解される蛋白質の量に比例して多少上下します。肉をたくさん食べたり、逆に食事を全然しなかったり(身体の筋肉が分解される)、やけどをしたり(これも身体の筋肉が分解される)すると腎機能に関係なく上昇します。
検査値の見方
「BUN・Creatが高い」場合
・腎機能障害がある可能性が高い
・脱水状態ではどちらも高くなるが、BUNの上昇が大きい
・筋肉の多い人は正常よりCreatは高め
BUN・ Creatが高いというのは、とりもなおさず、腎臓を流れる血液が少ないということです。これは脱水状態で身体の水分が少ない(ノドが渇いている状態)か、腎臓の機能が低下している状態であるか、どちらかです。厳密に言えば、脱水も腎機能の低下の一つの原因なのですが、「ちょっと高め」という程度のものは、大抵は脱水によるものと考えて良いでしょう。
脱水かどうかの目安としては、BUN÷Creatを計算してみて、これが20を超える場合は脱水の可能性が高いと考えます。しかし、火傷や、消化管出血など、BUNが増えるような状態では、容易に20を超えることがあります。この目安は無症状のBUN・Creat上昇の場合に参考にしてください。
肝不全・心不全などの状態でもBUN・Creatは上昇することがあります。
クレアチニンはそもそも筋肉から作られるため、筋肉の量が多い人は、始めから高めです。これは異常ではありません。逆にとても痩せている人の場合は、正常範囲内だからといって安心できません。
年齢や体重で補正して、腎機能を計算してもらうことができます(このときにわかる腎機能はクレアチニン・クリアランスといいます)。クレアチニン・クリアランスは100くらいが正常値。年を取ると少しずつ衰えてきますが、参考程度に計算してもらうのもいいでしょう。
尿酸 UA
基準値:男性4.0-7.0/女性2.5-5.0(mg/dl)
尿酸はアミノ酸が分解されて発生するものです。この数値は肉・酒をよく摂取する人では高い傾向にあります。腎臓から排泄されるものなのですが、腎機能が低下してくると高くなってきます。お肉の食べ過ぎで高い人もいますから、これが高いからといって一概に腎臓が悪いとは言えません。
検査値の見方
「尿酸値が高い」=「高尿酸血症」「通風」の場合
・尿酸の製造量が多いか、排泄がうまく行っていないか、
・尿検査をして、尿中の尿酸の量を調べる
・食生活の改善、不充分なら薬物治療を開始
高尿酸血症・痛風は、放置しないほうがよいでしょう。まず、原因を調べます。尿酸を作りすぎてはいないか(尿酸代謝異常・食生活の問題など)、尿酸をうまく排泄できないのではないか(代謝異常・腎機能障害)などをはっきりさせて、その原因に対する治療を行います。
放置しておくと、身体のあちことに「痛風結節」という結晶を作り、関節の強い痛み、腎不全などを起こします。腎機能障害で尿酸が高くなることもあれば、尿酸自体が腎機能を低下させることもあるのです。
まず、食事を改善・それでダメなら薬物治療を行います。薬物治療には、尿酸を作るのを抑制する薬(尿酸生成阻害剤)、尿酸を尿中にどんどん排泄させる薬(尿酸排泄薬)があります。原因・腎機能の状態によって使い分けます。
ナトリウム Na
基準値:139~148(mEq/l)
カリウム K
基準値:3.5~4.8(mEq/l)
塩素・クロール Cl
基準値:100~110(mEq/l)
これらはいずれも身体を正常な状態に維持していく上で欠かせないイオンです。腎臓の力で、上記の基準値の範囲内に調節されています。これが異常を示すのは、腎臓が悪いためではなく、腎臓が調節しきれないほどの大きな身体の変調が原因であることもあります。
腎不全はもちろん、心不全・肝不全・外傷その他の重症疾患でこれら数値が変動を示します。また、脱水・食事の摂取不足・飲んでいる薬の副作用などによるものもあります。これらの数値の解釈は難しいものです。基準値内に入っているかいないか程度の認識で十分です。
カルシウム Ca
基基準値:8.5~10.0(mg/dl)
無機リン IP
基準値:2.5~4.5(mg/dl)
カルシウムやリンも腎臓でその排泄が調節されています。また、カルシウムとリンは連動して動きます。ただ、これにも、その他の様々な要因があり、この数値そのもので腎臓の機能うんぬんを語ることはできません。解釈は難しいのです。
カルシウムは低くなると、骨の中から溶け出して、基準値を保とうとしますので、カルシウムの摂取量が少ないと、骨がどんどんもろくなってしまいます。カルシウムに関しては腎臓からの排泄ではなく、口からの摂取を気にしたほうがいいかもしれません。中にはカルシウムが異常に高くなったり低くなったりする病気もあります。
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