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検査名
血算(血液の細胞)に関する検査
カテゴリ
血液検査
概要
血液の細胞成分は、大きく分けると次の3つです。
血液の細胞成分は、身体の要求に反応し、骨髄で作られ、血液中に放出されます。
1 白血球:基準値:3500~9000(1立方ミリ)WBC
主に免疫をつかさどる細胞。1立方ミリメートルあたり、5000個くらいが正常ですが、個人差も多いです。外から入ってきたばい菌などを取りこんで殺してしまう。ガン細胞などに対しても攻撃をするといわれています。体内に異物(細菌など)が侵入した場合、その数を増加させ、身体を外敵から守ろうとします。
異常があった場合の考え方・検査値の見方
白血球が多い場合
・原因の多くは「細菌感染症」。白血球の増加は正常な身体の免疫反応
・白血球の中身を見れば、病気の「活動性」がわかる
・白血病の可能性。細胞の顔を見ればわかる
・ステロイド剤を内服していませんか?
白血球は免疫をつかさどる細胞です。体内に細菌が入ってくるような状態では、その数を増加させます。また、睡眠不足・痛みなど、肉体的ストレスでも数が増えることがあります。ただ、普通のカゼのようにウイルス感染症でその数が増えることはあまりありません。むしろ減ることもあります。
細菌が体内に入り込むと、体は一生懸命これをやっつけようとして、白血球を急激に増加させます。その結果、未熟な白血球が血液の中に沢山みられるようになります。白血球の顔を調べると、「未熟な白血球が多いから、感染症の急性期だな」とか「数は多いけど成熟した白血球が多いので、感染症は落ち着いてきたな」などということまでわかります。
白血球の増え方が異常な場合、原因がわからない場合も、白血球の顔を調べます。変な顔つきの白血球がいたら、血液の病気(白血病)などの可能性があります。
ステロイド剤は白血球の数を増やします。喘息や膠原病などで薬を飲んでいる人は白血球が多いことがあります。
白血球が少ない場合
・ウイルス感染症・薬の副作用で少なくなることがある
・正常でも少ない人はいる
・血液の病気の可能性も一応考える。骨髄の検査でわかる。
免疫という意味では矛盾するかもしれませんが、ウイルス感染症で少なくなることがあります。(ウイルス感染症では血小板が少なくなることもあります)。正常でも2000個ぐらいしかない人もいますし、特に高齢者で白血球が少ない場合は、血液の病気(骨髄異型性症候群・多発性骨髄腫)なども考えなければなりません。この場合、骨髄穿刺(骨髄液を一部採取する)検査をすれば、だいたい診断がつきます。
2 赤血球
ヘモグロビン Hb
基準値:男性13~17g/dl/女性11~15g/dl
ヘマトクリット Ht
基準値:男性40~50%/女性35~45%
赤血球は酸素を運ぶ細胞です。これが少なくなると貧血という状態です。酸素を身体の隅々まで運ぶためには十分な赤血球が必要なのです。ヘモグロビン(赤血球の色素の量)、ヘマトクリット(赤血球の全血液にしめる体積の割合)という数字で表現することが多いです。年をとると徐々に少なくなり、女性は男性よりも若干少なめです。また妊娠すると、さらに少なくなります。
異常があった場合の考え方・検査値の見方
「貧血がある」=赤血球が少ない場合
・若い女性なら月経が原因、時に過激なダイエットも影響する
・中年過ぎの貧血は「ガン」の可能性を常に疑え!
貧血の多くは「鉄欠乏性貧血」といって、鉄が足りなくなって起こるものです。鉄は赤血球の重要な原料。鉄が足りなくなると、ヘモグロビンもヘマトクリットも数値が小さくなります。赤血球のひとつひとつもサイズが小さくなり、「小球性」「低色素性」といわれます。
貧血があった場合、重要なのはその原因です。鉄の摂取量が少なくて鉄が足りないということは現代の日本では(アルコール依存症や拒食症などの一部の人を除いては)到底考えがたく、多くは「出血」が原因です。出血の原因としては、若い女性は「月経」、中年以降では「消化管出血」が多いようです。消化管出血の原因には潰瘍などもありますが、中にはガンが原因になっていることも多く、原因不明の貧血があったら、便潜血をチェックして、消化管出血がないかを確認しましょう。もし、便潜血が陰性だったとしても、中年過ぎたら、一度は消化管を一通り調べておくべきです。貧血がきっかけで発見されるガンは多いのです。
「多血症」=赤血球が多い場合
・ストレス・タバコの吸い過ぎに注意
・血液の病気は多くはない。
若い人は、「血が濃い」=赤血球が多いことはさほど異常なことではありません。酸素の薄い高地に住んでいる民族はもともと赤血球が多いようです。ストレスやタバコの吸い過ぎで赤血球が増えることがあります。真性多血症など、血液の病気もあることはあります。骨髄の検査など、その他の検査を組み合わせて診断できます。
3 血小板:基準値:15~30万(1立方ミリあたり) Plt
血を止める働きをするものです。これが少なくなると出血しやすくなります。一平方ミリメートルあたり、20万個前後が正常ですが、これも個人差があります。
なんらかの炎症やガンなどで数が増加することがあります。
異常があった場合の考え方・検査値の見方
血小板が少ない場合
・ウイルス感染・薬の副作用によって一時的に低下することがある
・慢性肝炎や肝硬変では血小板は減少する
・血液の病気の可能性
・播種性血管内凝固症候群・敗血症・多臓器不全
ウイルス感染や薬の副作用によって血小板が減少することがあります。また、慢性的な肝炎・肝硬変でも血小板は減少します。血小板が少なくて、これらにあてはまらない場合には、血液の病気(血小板減少性紫斑病)を考えなければなりません。これは、自分の血液の中に、血小板に対する抗体が出来てしまって、作った血小板をどんどん壊してしまうという病気です。
重症な患者さんで、感染症やガンをきっかけに、血小板が急激に減少することがあります。これを播種性血管内凝固症候群(DIC)といいます。かなり厳しい状態です。
血小板が多い場合
・ガン・感染症などでも増加はするが。
・血液の病気の可能性も考える。
ガンや感染症などの炎症反応で血小板が増加することがあります。血小板が増加する血液疾患もあります。
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